旅をしようよ

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バリ島内の交通事情(1)空港から市内への移動

バリ島内には公共交通機関がない

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空港からの脱出は空港タクシーの一択なのか

バリ島には公共の交通機関がありません。もともとこの島には鉄道はありませんが、どこにでもあるインターナショナル空港から市内やホテル行きの公共シャトルバスさえないのです。(ホテルに事前予約の送迎はありますが)

唯一公式に認められていのが空港タクシー(Airport TAXI)なのですが、これがングラライタクシーというタクシー会社の1社独占になっています。

これぞバリ島の既得権益文化の象徴と言えるもので、他のタクシー会社は空港で客待ちはおろか、迎車も認められていないのです。

唯一信頼できるブルーバードタクシーは降車以外は認められておらず、基本的にはこの空港タクシーを利用することになります。

ですが、実はこのングラライタクシー、大手なのにメーターを倒さずに街中でもかなり大胆な料金を提案してくることで有名です(笑)。(上品な言い方をすれば一物多価ということですね。)

上記の写真は公式なタクシーカウンターなのですが、新空港のオープン当初はしっかりと出ていた料金一覧表が、いつのまにか見事に(?)撤去され、事実上口頭での言い値になっています。これがまたとんでもないボッタ栗。(しつこいですが、一物多価とも言います。)

2017年9月6日、久々に空港タクシーで空港→スミニャックを利用した時、公式なカウンターの料金提示は200,000Rp.でした。実は良心的なことで有名なブルーバードタクシーではこの距離では50,000Rp.から高くてもせいぜい70,000Rp.程度のメーター料金の距離です。以前はブルーバードタクシーの1.5倍程度が相場だったのに、いつのまにか3倍くらいに跳ね上がっていました。

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おまけにこの日に限っては公式チケットカウンターで支払った200,000Rp.をネコ❌バされてしまい、タクシー運転手に再度支払う羽目になりました。つまり400,000Rp.払わされました。

多分本来はカウンターで料金が記入されたバウチャーが渡されるのですが、私が渡された紙には料金が記載されておらず、行き先の指示だけが書かれていました。

タクシー運転手は真面目そうな若い子で、携帯でカウンターに電話をかけて確認し、一旦空港に戻ろうと言うくらいでしたので、運転手は嘘を言っているようには思えません。どう考えてもチケットカウンター側でネコババしたのだと思います。

バリ島に数十回訪問している私でも、さすがにこんな経験は初めてでした。何らかのアクシデントが発生したと思いたいですが、初めての方はトラブル防止ため写真でとったり、動画などで撮影しておくのもアリかと思います。

でもね、バリ島の空港でのボッタクリはなかなか避けられそうもないんですよね。もう仕組みとして出来上がってしまっている。これを改善するにはお上自ら立ち上がってくれることを願うしかなさそうです。

下記に現地旅行会社のバリ倶楽部さんのURLをリンクさせていただきますので、実情を参考にして見てくださいね。

 <勝手にリンク>

oji-baliclub.com

バリ島は日本と比べて交通費がとても安いのです。ぼったくられたとしてもせいぜい1000円、2000円程度。バリ島の場合、きちんと行き先には行ってくれる。

この程度なら可愛いもんだと割り切れる人は素直に空港タクシーを利用するのも選択肢としてありだと思います。日本の旅行会社に正式に送迎依頼をすれはこの料金より間違いなく高いですから。

 

空港からブルーバードタクシーを使う方法

それでも空港からブルーバードタクシーを使いたい場合のテクニックをご紹介します。

たくさんの方が歩いて空港外に出ると言われており、それが本来最も正攻法ではありますが、重い荷物を持って空港の外に移動するのも結構大変ですね。特にスコールに当たってしまったらかなりヘコむでしょう。

上記の旅行会社、バリ倶楽部さんのサイトにも紹介がありましたが、国内線に移動してブルーバードタクシーを拾うという方法です。これはブルーバードの運転手さんから直接教えてもらいました。

実はブルーバードタクシーが徹底排除されているのは、国際線だけなんだそうです。私も一度パスポートをホテルに忘れてしまったことがあり、背に腹は変えられず、国際線出発フロアに到着したブルーバードタクシーにお願いして乗せてもらったことがあるのですが、その際空港ポーターからかなり強い妨害をされました。

その時はブルーバードの運転手さんも緊急事態だということを強くアピールしてくれたことと、私自身が強い意思表示をしたため、何とか乗ることができましたが、この方法はブルーバードの運転手さんにもペナルティがかかるリスクがあるのでオススメしません。

ところがブルーバードの運転手さん曰く、国内線に到着したブルーバードに乗り込むのは、ペナルティがないんだそうです。普段私は別の方法(ゴールデンバードのチャーター)を使っているので試していないのですが、次回は国内線からの利用をしてみようと思っています。

 

ゴールデンバードを使う方法

最近私はゴールデンバードというブルーバードグループのチャーター車を利用しています。こちらは時間制の貸切ハイヤーです。

空港の税関をとおり、正面にツアー客などの送迎の人がいる場所を右に行くと30mくらいでGolden Birdの受付カウンター兼ラウンジがあります。当然近場のエリアでは割高になりますが、ウブドやシドメンなどに向かう場合はタクシー代りに使えますし、元々がチャーターなので、コンビニなどの買い物にも立ち寄ってもらえます。

ただし、一番安い車種の3時間の最低料金が確か385,000Rp.からです。また、ウブドへの片道送迎についてはここ最近600,000Rp.を提示してきますが、以前380,000Rp.で乗せてもらったというと、現時点では対応してくれています。

えっ?正直な商売が売りのブルーバードグループの上位ブランドがぼったくるの?と思いましたか?

実はここのチャーター車ならではのカラクリがあるので、結論から言えば全然ボッタクリではありません。この3時間チャーターは完全な時間制貸切となっていて、交通渋滞が発生して3時間を超えた場合は別途追加料金が発生します。つまり片道1.5時間で行ける範囲でないとダメなんですね。

最近のウブドは交通渋滞がひどく、片道1.5時間ではかなりビミョーなんです。特に私の常宿のあるモンキーフォレスト通りなんて今や渋滞は風物詩になる程です。そこで3時間コースではなくて、確か5時間コースの600,000Rp.のコースを案内してくるのだと思います。

この辺りはさすがに受付の女性では判断できず、コントロールブースにいるマネージャーらしき男性に相談していますが、受けてもらえるかどうかは混雑状況と配車次第なのかもしれません。

 

ところでこのゴールデンバードですが、日本国内に公式な代理店ができたんです。

もちろんオペレーションコスト分は上乗せされていて、現地で直接申し込む方が安いのですが、現地では基本が英語対応になりますので、日本から日本語で申し込みをしたいという場合は、利用するのもありだと思います。日本から正規に申し込むよりも、空港でぼったくられた方が結果的に得だという考え方もありますが、システムの詳細な説明や万が一トラブル時の対応、詳細リクエストなどのオペレーションについては、日本での日本人のオペレーションコストがかかっていますので、私は正当な料金だと思うのですが、いかがでしょうか。ご判断はみなさんにお任せしたいと思います。

<勝手にリンク>

bluebird-hg.jp

最後に、くれぐれも空港内で声をかけてくる白タクには注意してくださいね。この悪名高き空港ボッタクリタクシーのさらに2倍から3倍高く、ブルーバードタクシーで30,000Rp.程度の距離を450,000Rp.と言われたことがあります。

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