MRT桃園空港線(桃園機場捷運=Taoyuan Metro)の使いかた
<2018.06.15更新>
開通するする詐欺(笑)と言われていたMRT桃園空港線、何度も延期を繰り返し、いささかうんざりしていましたが、ようやく2017年にオープンしました。桃園空港へのアクセスが台北旅行唯一のネックと言われていたのですが、ようやくその問題も解消されました。
ダイヤには急行の「直逹車」と各駅停車の「普通車」があり、空港から台北駅までの区間で所要時間は直通車が35分、普通車が45分ですので差は10分程度になります。
ただ第2ターミナルに到着した場合はいいのですが、LCCなどがよく使う第1ターミナルの場合は注意してください。通関を終えて入国後にぐるっと回る感じになるので少々分かりにくいです。
看板はしっかり出ているのですが、それほど大きくないのでよく見ないと見落としでしまうかも。制限区域外(送迎の人が待っている場所)に出たら、左に曲がってください。ここで間違って右に向かって行くと道に迷います。私も2回ほど間違えました(苦笑)。とはいっても空港スタッフが親切に教えてはくれますので、数分ロスするだけです。左に行って、突き当りをさらに左に行って、出国のチェックインカウンターを突き進んだ先という、回り込んだ感じです。以前関西方面から来ていた若い二人組の男性が間違って、第1ターミナルと第2ターミナルの連絡トラムに乗ってしまって困っていましたが、連絡トラムには乗らないでくださいね。かなりタイムロスしますので。
実はこの空港線、終着の台北駅も若干ビミョーな位置で終わっており、他のMRTや台鐵への乗り換えにはトコトコ数百メートル歩かなくてはなりません。
今回(2018年6月14日)すでに課題となっていた通路はしっかり整備されていましたので、迷ったり、階段を上り下りするような面倒くささで困ることはないと思いますが、ようやく辿り着いたら一大ターミナルの人混み。ラッシュの時間に当たったら結構大変です。
そこで今回私が試したのが台北駅の1つ手前の三重駅(A2)でMRT中和新蘆線に乗り換えること。これが意外と使えるのです。三重駅は大きいのに人が圧倒的に少ないのと、構造がシンプルなので、案内板に従えばまず間違えることはないと思います。
そしてアクセス。まずホテルですが、日本人に人気のサントスは民権西路駅から、サンルート台北は中山國小駅から近いですし、中山区の各ホテルに行くにも民権西路で淡水線に乗り換えた方が楽に行けると思います。駅自体が小さいですし、何より混雑度が違いますので。
また、ホテルにチェックインする前に永康街で食事でもしたい場合も最寄りの東門駅まで一直線です。
MRT桃園線の車内は WiFiが使えるので便利です。今のところ速度的にもかなり快適ですし、2回クリックするだけで面倒なパスワードも必要ありません。
駅には充電器もありました。万が一の時は覚えておくと便利かも。写真は三重駅の改札内の充電コーナーです。車内だけでなく、駅にもWiFiスポットがありました。
MRTの駅に着いたらまずは悠遊カード、またの名をEazy Card(鉄道系ICカード)を手に入れることから始めることをお勧めします。このカードはMRTの運賃が割引になるだけでなく、コンビニなどの支払いや、猫空ロープウエイ(なんと猫空マイクロバスでも)でも使えるので1枚あると便利だと思います。また、空港往復+市内などの色々な企画カードが出ています。かなり便利なカードなので、パッケージツアーなどではおまけについてくることも多いようです。
あ、台湾のMRTは飲食にとても厳しいので、ペットボトルの飲み物も禁止(罰金あり)なので、気をつけてください。ついつい日本人は条件反射でペットボトルに口をつけがちですが、この桃園MRTはおまわりさんも同乗していますので、見つかるとおこられます。
<桃園メトロへようこそ>
https://www.tymetro.com.tw/tymetro-new/jp/